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働き方考

テレワークの限界?完全テレワークに移行できない3つの障害

どーも、ちゃた(@chatalog13)です。

新型コロナウイルスの影響で、最近テレワークという言葉を頻繁に聞くようになりました。
これだけたくさんの人にテレワークという言葉が認知されたのは素晴らしい進歩だと思います。

テレワークは満員電車での通勤という人生の無駄な時間をなくしてくれる、素晴らしい働き方です。
ボクは8年前からテレワークを部分的に導入しています。

けれども実際テレワークをしてみるとわかるのですが、これがなかなか大変です。
いろんな障害があります。

以前からテレワークをしているボクの場合も
いまだに完全テレワークに移行できていないのには様々な理由があります。

本日はテレワークを行う上での障害についてボクの長年の経験を踏まえてご紹介したいと思います。

(パソコン作業が中心のホワイトカラー業務を前提とした記事です。そもそもテレワークが向いていない業務については想定していませんのでご了承ください)

 

 

【障害1】環境

なんといってもまず自宅で仕事する環境が十分に整っているか、という問題。
パソコン周りや部屋の環境ですね。

パソコン周りの環境

ホワイトカラーの仕事の大半はパソコンを使います。
パソコンでの業務を快適にする上での環境が十分に整っているか。

  • パソコン自体のスペック
  • 社内LANへのアクセス
  • セキュリティ対策
  • 通信速度が速いWi-Fi環境
  • WEB会議システム
  • その他業務で必要なソフト
    などなど、

こういった基本的なところだけでも環境が整っている人は少ないのではないでしょうか。

さらに、業務内容によってはプリンタやスキャナ、事務用品なども必要かもしれません。

 

自宅の部屋の環境

さらにこれらの業務に必須のものに加えて、1日快適に仕事をできる、部屋環境も大切です。

例えば机とイス。

  • パソコン作業用に適した机
  • 長時間座っても疲れないイス

など、自宅に快適なデスクワーク環境が揃っている人は結構少ないんじゃないでしょうか。
ダイニングテーブルで仕事する人とかもいるかもしれませんが、やってみると結構疲れます。

 

また

  • 部屋が静かな環境か
  • 温湿度は快適に保てるか

などの問題もあります。

 

  • パソコンデスクがある部屋はエアコンがついていないとか
  • 日当たりが悪いとか
  • 騒音があるとか

オフィスでは想定されない問題も起こり得ます。

 

そもそも家族と同居している人は、家族の存在も障害となることがあります。
特に小さい子どもが家にいる場合、こちらの希望通りおとなしくしていてくれることはありませんよね。
集中が保てないだけでなく、電話やWEB会議などで子どもの声が混ざってしまうことも起こります。

オフィスって実は、仕事をする上では快適な室内環境に保たれているんですよね。
自宅で仕事をするとオフィスの快適さを再確認できます。

 

環境面での対応策

このように自宅というものは、環境が整えられている普段のオフィスとはかなり異なる環境です。
集中してテレワークをするための環境が整っていないことが多いかと思います。

各企業がテレワークをもっと本格的に導入し、各社員の自宅環境を充実させるよう金銭的にもサポートできることが望ましいですね。
パソコン本体、Wi-Fi環境、デスクや椅子などはお金である程度解決できるところですよね。
(中小企業の場合、テレワーク導入のための補助金制度も使えるようです)

あとは、都心だけでなく郊外にもシェアオフィスの導入がもっと進んで、多くの人が使えるようになるといいんじゃないでしょうか。

 

 

【障害2】メンタル

2つ目の障害は自身のメンタル面です。
テレワークを効果的にする上で意外と大切なのがメンタル。

 

集中力

普段はオフィスで上司や同僚と一緒の空間で仕事をすることで集中を保てている人も多いかもしれません。

これが自宅でひとりということになると、長時間集中を保つことがなかなか難しいです。

ひとりであるということに加えて、自宅には誘惑が多いんですよね。
漫画やテレビ、食べ物もすぐに手の届くところにあります。
ひと仕事したらお菓子、
ひと仕事したらちょっと漫画、
とかいうことにもなりかねません。

 

メンタルヘルスの維持

逆に、真面目な人がテレワークで根詰めすぎると、息抜きができないことも精神上よくありません。

オフィスで日常的に交わされる、上司や同僚とのちょっとした雑談なんかも意外といいことなんですね。
自宅で1日中、誰とも喋らずパソコンで黙々と作業をするというのは、息抜きがうまくできないと結構キツイことです。

メンタル面の対応策

集中力を保つためには、1人でダラダラとやり続けるのではなく、明確な業務範囲の設定や上司や同僚との適度なコミニュケーションなどが効果的じゃないでしょうか。

メンタルヘルスを保つためには、業務と関係なくてもちょっとしたチャットがしやすい環境の整備をうまく整えられるといいですね。

 

 

【障害3】取引先

さて障害の3つ目ですが、日本でテレワークが浸透しない1番の理由は実はこれかもしれません。

多くの外部取引先とやり取りのある企業ほど、取引先のテレワークに対する理解の低さに悩まされます。

テレワークと相性の悪いツールや慣習をいまだに何も考えずに続けている企業のなんと多いことか。
ボクがテレワークをする上で、取引先に悩まされてきた問題は以下のようなことがあります。

 

固定電話への電話

あなたの周りにもいませんか、携帯番号を知ってる間柄なのに必ず固定電話にかけてくる人。
それが当たり前、固定電話にかけないと失礼と思い込んでいる人はまだまだたくさんいます。

今の時代、仕事用にも携帯電話を使うのは当たり前ですし、その方が間違いなく双方の効率が良くなります。

 

FAXによるやり取り

なぜか日本ではいまだに根強く使われているFAX。
今の時代にFAXが必要な理由がまったく理解できません。
オフィスでしか送受信できない、
パソコン上でデータとして管理しにくい、
複数人で共有しにくい、
と不便な点ばかりです。

FAXをメール転送できるサービスもありますが、そんなものを使うならそもそもメールで済む話です。

いまだにFAXを使っている部分の99%くらいはメール等で代用可能なはず。

 

郵送による注文書や請求書、納品書

書類の郵送文化もテレワークをする上での大きな障害です。

原本を郵送しなければならない、こういうルールを設けている会社が多数あります。

メールやWEBサービスで代用できるこれらの書類に関して、原本の郵送にどんな重要な意味があるのか理解できません。

 

謎の印鑑信仰

印鑑というのも謎の文化ですね。
やろうと思えばいくらでも他社による代印ができてしまう穴だらけの方法です。

「上司が出張中で来週まで捺印が得られません」
とかふざけた理由を伝えてくる会社がいまだにあります。

なぜ紙への捺印が必要なのか、答えられる人いるでしょうか。

 

 

無駄な訪問の打診

できない営業マンに多い、とりあえず訪問させてくださいという手法。
実際に会うことに意味があるケースは多々あるのは理解できます。
けれども、具体的なアジェンダも目的もないまま、ただただ接触回数を増やそうとする営業手法はホント時代遅れです。

まさに時間泥棒ですね。

 

取引先の対応策

このようにテレワークを邪魔する取引先はいまだにとても多いです。
そもそもテレワークを知らないという人もいます。
日常的に家で仕事しているとは堂々と言えない、まだまだそんな世間の風潮があると感じます。

こればっかりは少しずつ、古い慣習や思い込みを社会全体で変えていくしかないような気がしますね。
最近、大企業が積極的にテレワークを導入し始めたことは、これらの問題を解決する第1歩になるのではと期待しています。

 

 

最後に

このように、いざテレワークしようといっても実際にはなかなか難しいんです。

一個人、一企業の努力や工夫ではどうにもならない部分もあります。

今回の新型コロナウイルスの経験を踏まえて、日本社会がもう一歩、テレワークの本格導入に向けて踏み込んでいってくれることを期待したいと思います。

それでは〜。

 

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