どーも、ちゃたです。
海外出張、慣れないうちは上司と一緒にという機会も多いですよね。
あるいは、普段は1人なのに、ある日突然上司を連れていかなきゃならない、
そんなこともありますね。
上司と一口に言っても、いろんな人がいます。
様々なタイプの上司に対して、海外出張中にどう対応するといいか、
まとめてみました。
この対応能力次第では、サラリーマン人生が変わるかもしれません。
目次
海外出張で同行する上司のタイプ分け
まず、海外出張で同行する上司をタイプ別に分けてみましょう。
グローバル上司
最初に挙げるのはグローバル上司。
グローバル上司は海外生活や海外出張慣れしていて、英語も問題なく話せます。
グローバル上司の場合、
上司のやりたいようにしていただく、
というのがベストな対応です。
グローバル上司は、これまでの豊富な経験から、自分のやり方とかポリシーが決まってます。
まずはその上司のやり方を尊重すること。
そして、さりげなく持ち上げること。
ここがポイントです。
グローバル上司は、自分の海外対応能力にプライドを持っています。
そのプライドをちょこっとくすぐるんです。
自分よりも明らかに経験豊富な上司だったら、下手にこちらから仕切ろうとしないこと。
その上司のやり方や振る舞いをよく見て、盗むことの方が大切です。
ドメスティック上司
次は、反対に海外経験がほとんどないドメスティック上司です。
このタイプの場合、すべてこちらでアレンジをする必要があります。
とは言っても相手は上司。
失礼がないように、さりげなく誘導するといった高度技術も求められます。
海外出張に慣れていないため、上司が間違った行動や恥ずかしい振る舞いをする場合があります。
こういった上司のヘンテコな行動を事前に予測して、半歩前にこちらから提案を入れる、
そんな技が必要です。
グローカル上司
次のグローカル上司というのは、ボクの造語です。
グローバルというほど洗練された実力者ではないけども、海外経験はそこそこあるタイプです。
例えば、
しょっちゅう中国には行っているけど、商社のフルアレンジがあるので英語も中国語もほとんど話せない、
といったタイプなんかです。
意外と海外対応能力には長けている場合もあるので、よく見極めて対応する必要があります。
グローバルもどき上司
最後に、グローカル上司と少し似ていますが、グローバルもどき上司です。
このタイプは、海外経験が少ないにも関わらず、それを正直に見せません。
「俺は海外出張慣れしてるんだ」といった雰囲気を醸し出します。
実際はそんなことないのに。
このタイプの場合、上司のプライドを傷つけないように、慎重に誘導することが望ましいです。
シーン別、海外出張での上司同行マニュアル
それでは、実際に海外出張のとき、各タイプの上司に対して、どんな対応をするといいのでしょうか。
飛行機
まずは飛行機。
気をつけるポイントは大きく2点です。
待合せ場所
グローバル上司、グローカル上司の場合は、現地待合せが好まれます。
現地に着いて飛行機を降りたところで待合せというパターンです。
彼らは慣れているので、自分1人でササっと行動したい傾向があります。
基本的には別行動で問題ないのですが、あえてチェックイン前に待ち合わせて、空港ラウンジに同行させてもらうという、高等テクニックもあります。
グローバル(あるいはグローカル)上司は、航空会社の上級会員になっているケースが多々あります。
(JALのグローバルクラブ、あるいはANAのスーパーフライヤーズなど)
上級会員は空港のラウンジを無料で使えます。
また同行者を連れて入ることもできます。
この特権を利用させてもらい、上司に感謝することで、自分もいい思いをできるし、上司も鼻が高くなるし、win-winになります。
さて、ドメスティック上司、グローバルもどき上司の場合ですが、この場合は空港で待合せましょう。
チェックイン前、空港の〇〇カウンター前で、といった感じです。
一緒にチェックインをすることで、上司が不要なトラブルに巻き込まれることを未然に防ぎましょう。
グローバルもどき上司の場合、
「俺は1人で済ますから」
と強がって言うかもしれませんが、そのときは下手に出て、
「僕も慣れていないんで一緒に行ってくださいよ〜」
と芝居をしてみてください。
チェックインと座席
グローバル上司、グローカル上司の場合は、上司と別にチェックインしますので、特に気をつけることはありません。
強いて言うなら、飛行機を降りた後に待たせないよう、なるべく前の席を取れるといいでしょう。
ドメスティック上司、グローバルもどき上司の場合は、チェックインをさりげなく手伝ってあげましょう。
事前に、「通路側から窓側か」希望の席を聞いておくといいです。
海外の空港でのチェックインの際には、通路側をアイルシート (Aisle Seat)と言うのだということも、何気なく教えてあげてください。
また、自分の目が届く近い席にしておくと安心です。
ホテル
さて無事現地に着いたら次はホテルです。
ホテルで気をつけるポイントはチェックインですね。
グローバル上司、グローカル上司の場合は、先に1人でチェックインしてもらえばOKです。
ただし、グローカル上司の場合、ホテルスタッフとの英語での会話に難があるかもしれないので、聞き耳を立てておいて、必要に応じてヘルプに入ってあげるといいです。
ドメスティック上司、グローバルもどき上司の場合は、飛行機と同じく、一緒にチェックインしましょう。
パスポートを提示すること、
デポジットとしてクレジットカードを提示すること、
などをさりげなく教えます。
また、ホテルスタッフの話した英語を、適度に日本語訳して伝える必要があります。
このときは、自分への確認のように話すといいですね。
例えば、
「あ、Wi-FiのIDはルームナンバーで、パスワードは名字なんですね」
とか、
「朝食は6時半からですって、早くから開いてますね」
とか。
レストラン
レストランで食事の際にも、気をつけるポイントがあります。
アジアのように大皿で頼んでシェアする料理であれば、特に気にする必要はありません。
普段と同じ程度、上司への気遣いを忘れなければOKです。
問題は欧米スタイルで、各自注文する場合。
前菜とスープとメイン、みたいなときですね。
グローバル上司の場合は、こーゆー時にカッコいいです。
さらさらっとオーダーを完了してしまいます。
そして周りにもメニューのアドバイスをしちゃったりしてくれます。
この場合は、ただ上司の振る舞いを見て、今後の参考にしましょう。
グローカル上司の場合、得意エリアでないケースではドメスティック上司と似たような感じです。
グローカル上司、ドメスティック上司、グローバルもどき上司、この3タイプの場合、多かれ少なかれレストランでの注文には不安があります。
特に英語メニューだけで写真も載ってないときは大変です。
こんなときに1番いいのは、自分が率先して注文すること。
それも解説つきで。
「前菜は〇〇と△△が美味しそうだけど、〇〇にしようかな」
とかいう感じですね。
こうして自分が注文するのを見てもらえば、上司も安心して頼めます。
自分が多少間違っててもいいんです。
恥をかくのが自分であれば問題ありません。
ミーティング
さて、海外出張のメイン、取引先とのミーティングです。
ここでは日本語のケースは想定しません。英語でのミーティングという前提と考えます。
ここで大切なのは、ミーティングは自分が仕切るような気持ちで臨むこと。
自分が仕切って、できる限り通訳も行いながら進めていく。
こうすれば、どの上司も心地よく、必要なシーンで必要なコメントをしてくれるでしょう。
グローバル上司の場合は、こちらの仕切りに物足りなさを感じて、自ら進め出すこともありますが、これはこれでOKです。
ポイントは、(特に言葉の面で)上司を置いてけぼりにしないこと。
適宜通訳を入れながら、ポイントポイントで上司のコメントをもらいます。
取引先の前で、うまく上司をたてることが大切です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
海外出張に上司と行くというのは、見方を変えると大きなチャンスです。
各タイプに合わせた的確な対応をすることで、上司からの評価を一気に上げることが可能です。
この記事の内容を参考に、あなたの上司へのベストな対応を考えてみてください。
それでは〜。