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資産運用

住宅ローンなんてあり得ないと言っていたボクが35年ローンを組んだワケ

どーも、ちゃた(@chatalog13)です。

先日の記事で一戸建てを購入したと書きましたが、もちろんその資金は
住宅ローンでまかないました。
それも35年の長期ローン

ボクはもともと「35年のローンを組む奴はバカだ」と思っていました。
それなのに、結果的に自分が35年のローンを組んでマイホームを買って
しまったわけです。

なぜでしょうか。

実はそれが1番お得な選択肢だったからなんです。

今回は、なぜ35年の長期ローンを組んだのか、その理由をご説明します。

 

 

最初から短期間で組むとリスクが高い

なぜみんな、何の疑問も持たず35年もの長期間でローンを組むのでしょうか。

住宅ローンの借り入れをする人たちの平均年齢は、30代後半から40歳前半です。
そこから35年、つまり70歳を超える年齢まで返済する計画となります。

ボクは当初、そんなのあり得ないと思っていました。
定年過ぎてもまだ返済が続くなんて正気の沙汰でないと。

 

でもよくよく検討してみたところ、
35年でローンを組むのは意外とアリな選択肢なんです。

それはなぜかというと、
毎月の返済金額を抑えられるためリスクが低いからです。
当たり前のことなんですが、とても大事なポイントです。

 

長期間で組んだローンを短期間に変更することは簡単ですが。
逆に短期間から長期間への変更はそう簡単にいきません。

今の収入で考えると、20年くらいでローンを組んでも全然余裕で返していけるので、
「その方ががサッサと身軽になれていいなー」
とか思ったりしていました。
でもその返済金額、ほんとうに順調に返し続けられるでしょうか。

 

リストラされたり、
早期退職制度で転職して年収が下がったり、
会社が倒産したり、
病気になったり、
離婚したり、、、
人生は予測がつきません。

たとえ一時的な減収だとしても、毎月返済額が高額だと苦しくなることがありえます。

 

35年のように余裕をもった返済計画であれば、
毎月の返済金額が抑えられており、
何かあったときの対応がしやすいですし、
余裕があれば繰り上げ返済することもできます。

 

セーフティーに35年、
大切なことです。

 

 

住宅ローン減税をフル活用

2つ目の理由は住宅ローン減税です。

住宅ローン減税という制度、あなたも聞いたことはあるかと思います。
これは、年末の住宅ローン残高の1%が10年間、
所得税や住民税から控除されるお得な制度
です。
(2021年8月現在では最大13年の優遇措置があります)

 

最近(2021年)の住宅ローン金利は、変動金利の場合で0.4%とか0.5%とかです。
借りる分の金利が0.4%として、住宅ローン減税で1%控除される、
つまりお金を借りているのに、差額の0.6%分の金利をもらうことになるんです。

 

こんなお得な制度、フル活用しないと損ですよね。
フル活用、つまり住宅ローン減税の期間中はなるべく住宅ローン残高を
多くしておいたほうがいい
のです。

 

ちなみに注意点がありまして、適用できる上限は年末残高が4000万円までです。

返済期間を20年とか短くすると、最初の10年でどんどん住宅ローン残高が
減っていきますので、控除対象額が小さくなってしまうんですね。

借入金額にもよりますが、なるべく長期間で返済したほうがお得ということです。

 

ちなみに住宅ローン減税は、借入金額が4000万円よりも大きい場合は、
夫婦でペアローンを組むことで控除額を最大化できます。
夫婦それぞれで住宅ローン減税を適用できるんです。

 

 

低金利で借りられる間は借りておいた方がお得

3つ目の理由は、現在の住宅ローン金利が非常に低金利であるということ。
これだけ低金利で借りられるのであれば、できるだけ借りておいた方が得なんです。

 

どういうことかというと、
どんどん住宅ローンを返済して手元資金を減らすよりも、
余裕資金を長期投資に回すほうが、
利回りがよくてお得だということです。

 

長期投資、たとえばインデックスファンドのような無難な手法での平均利回りは
4〜6%
と言われています。
平均的に4〜6%の利回りで資産を増やすことができるのであれば、
0.4%程度の住宅ローンを焦って返済する必要はありません。

それよりも手元資金を潤沢にして、投資運用にまわしたほうがいいですね。

 

無難なインデックスファンドで運用するとしてもあくまでも投資ですので、
元本割れのリスクはあります。
しかしながら30年等の長期で見た場合、元本割れのリスクというのは限りなく
小さいと考えます。

 

35年という長期間で借りておけば返済ペースに余裕があるので、どんどん
手元の資金を増やしていき、積極的に長期投資で運用していく。

これが、住宅ローンを借りながら資産を最大化するベストな方法だといえます。

 

心情的には、「借金はさっさと返したい」と思ってしまいますが、
冷静に損得を計算すると借りておいた方がいいんですね。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

最初は35年ローンなんてバカだと思っていたボクですが、よくよく検討した結果、
このような理由により35年ローンを組むことにしました。

まだまだ返済が始まったばかりで、正直将来に不安もありますが、冷静に検討した
計画で返済を進めているので前向きに過ごしています。

みなさんも家を買うときには、上記のようなことをよく踏まえて、住宅ローンを
ご検討ください。

それでは~。