海外で病気やケガ、あるいはトラブルに巻き込まれたらとても焦りますよね。
幸か不幸か、ボクは色々とトラブルにあった経験があり、2回も保険のお世話になっていますので、その経験をシェアしたいと思います。
海外旅行や海外出張に保険って必要?
結論から言うと、保険は必要です。必須ではありませんが、リスクを考えた場合絶対に入っておいたほうがいいです。
渡航前に必ず加入しておいてください。
なお、大企業における海外出張の場合、個人では何もせずとも保険がかけられていることもあるかと思います。
そうでない中小企業における海外出張や、個人での海外旅行の場合は事前にちゃんと確認しておく必要があります。
クレジットカード付帯の保険で十分?
クレジットカードに海外渡航時の保険が付与されているものがあります。
これでオッケーだろ-、と甘くみていると痛い目にあう場合があります。
クレジットカード付帯の保険については、適用条件・内容に注意が必要です。
クレジットカードの種類により、補償対象や内容に大きく差がありますので、一概に十分・不十分と断言することはできません。
気をつけないといけないポイントは、航空券などの旅行に関する代金をそのクレジットカードで支払うことが適用の前提条件となっている場合が多いことです。
保険はどこで申し込む?
日本の空港には保険の申込用の自動販売機が置いてあります。
が、これを使う必要はありません。ネットがおすすめです。
空港で申し込む場合のデメリットはふたつあります。
ひとつは、自宅から空港までの道のりで何かトラブルが起きた場合は、保険対象外となってしまう点です。ネットでの事前申込であれば、この範囲も保険対象に含まれます。
もうひとつのデメリットは料金です。ネット申込のほうが安いことが多いです。
ボクは、出張前に毎回インターネットで海外旅行保険に加入しています。
渡航国や滞在期間によりますが、数日間~1週間程度の短期出張であれば、保険金額は3,000円~5,000円程度のイメージです。
これでいざというときの費用がある程度カバーできると思えば安いものです。
保険適用の経験談1 現地での入院
さて、ボクがこの海外旅行保険にお世話になった1回目は、カンボジアでアメーバ赤痢になり入院したときです。
アメーバ赤痢とは、赤痢アメーバによる細菌性の消化器伝染病で、要はひどい下痢と嘔吐です。
暑かったため、つい屋台で氷入りの飲み物を飲んでしまい、この氷にやられたのだと思います。
このときは出張ではなく観光で訪れており、観光地であるシェムリアップに滞在していたため、ホテルの近くに国際病院がありました。
この旅行は旅行代理店経由で申し込んでいたので、代理店の現地駐在の方が色々とサポートして下さりとても助かりました。
ただ、代理店の方ホテルまで迎えに来てくれたのですが、車ではなく原チャリでした。。。 救急車も手配が難しいと言われ、なんとトゥクトゥクで病院に行くことに。。。!
とても気持ちが悪い状態だったので、夜風にあたりながら移動できるトゥクトゥクは、結果的にベストチョイスだった気もしますが。
このときに助かったことが、保険によりキャッシュレス治療が受けられたことです。
これは海外旅行保険の大きなメリットだと思います。
保険が適用できる対象の病院であれば、自分で支払いをせずに治療をしてもらえるのです。請求はすべて直接保険会社にいきます。
細かい手続きは、保険会社のサービスデスクに問合せるのが確実です。
結局、半日ほど入院したのですが、保険のおかげでキレイな個室で治療を受けることができました。
保険が適用できなければおそらく10万円以上の出費は確実だったでしょう。
保険適用の経験談2 飛行機の欠航
2回目に保険を適用したのは、飛行機の欠航のときです。
このときは台北から成田に帰国予定だったのですが、成田で航空機火災があったために帰国便が決行となってしまいました。
当日の便は取り直しできず、翌日に帰ることになったのですが、このときも海外旅行保険が役立ちました。
欠航による追加費用(ホテルや飲食費)の一部が支払われることになったのです。
もちろん上限金額があり、当時はたしか2万円が上限だったかと思います。十分ですね。
このときも保険会社のサポートデスクに電話をし、必要書類・手続きを確認しました。とりあえず現地でする一番重要な事は、欠航(遅延)証明書の入手ということを学びました。
航空機遅延の場合、出費額はそれほど大きくないので保険がなくても最悪どうにでもなりますが、実はかなりの頻度で巻き込まれるトラブルですので、保険が適用できるとありがたいです。
渡航先でトラブルに巻き込まれるだけでも大変なのに、さらに費用的なダメージまであるととてもつらいです。
最後に
保険をかけておくことにより、そこの部分で安心感が得られるのであればとても安い出費だと思います。
ぜひ渡航前に保険をチェックしておくことをオススメします。