ボクはこれまでWindowsしか使ったことがありませんでした。
Windows歴かれこれ17年です。
そんなボクがとうとう、ついにMacデビューしてしまいました!
MacBook 12インチ(2017年モデル)です。
しかも仕事用のメインマシンです。メインマシンということで、自分的にはかなりの冒険でした。
でもこの冒険、結果的には大成功でした。
WindowsからMacに乗り換えようと考えている方、MacBook 12インチを買いたいけど迷っている方の参考になればと思います。
これまでの使用機
これまでは、2015年発売のVAIO ZというWindows機を愛用していました。
このモデルはなかなかよかったです。
Core i5-5257U プロセッサー搭載マシン。
そこそこハイスペックで、外観もかなり洗練されています。
大きな不満はなかったのですが、重量が1.34kgと、最近のモバイルPCとしてはちょっと重い感じでした。
仕事柄、毎日必ず持ち歩くので、もっと軽いのがいいなーとは思っていました。
なぜMacにしたのか
1)Macの方が生産性高く仕事ができそうだから
なんといっても気になっていたのがトラックパッド。
たくさんのMacユーザーが絶賛しています。
Windows のタッチパッドとは別物らしい、ヌルヌル動いてストレスがないらしい、という絶賛の嵐です。
逆にトラックパッドが使いにくいといった声はほとんど見られず。
ボクは外出先でパソコンを使う機会が多いため、ここ1.2年はマウスは持ち歩かずタッチパッドだけで操作をしていました。
Windowsのタッチパッドでもそこそこ早く操作はできるようになっていましたが、やっぱりストレスを感じるときがある、どうしても効率が悪くなってしまう、とも感じていました。
この効率が劇的に改善されるのなら、ぜひともMacに変えたいっ、というのが大きな動機です。
2)スペック上だけでなく実際のバッテリー持ちがいいと評判だから
これまで使っていたVAIOは、バッテリー持続時間がVAIO史上最長の15時間と謳われていました(JEITA2.0測定条件)。
でも実際使ってみると、ボクの使い方ではまったく15時間も持ちませんでした。
購入当初でも、体感としては5−6時間程度。
2年経った今ではせいぜい3−4時間といった感じです。
実際のところ、バッテリー持ちって使い方次第なんで、カタログ値なんて参考にならないです。
一方、MacBook 12インチは最大10時間と謳っています。
いろいろ調べてみるとMacBookは実際のバッテリー持続時間もカタログ値に近いという評判が多く見られました。
3)Windowsでないとできないことがほぼなくなったから
ボクがWindowsで普段使っていたソフトは、Macでも同じアプリあるいは同様のアプリが存在することがわかっていました。
Microsoft office関連についても、最新のMac版アプリはかなりWindowsとの互換性が保たれているとのことでしたので、Windowsでなければならないということはないだろうと感じていました。
4)かっこいいから
超単純な理由ですが、これが1番大きな理由かもしれません。
最近はスタバでドヤ顔とか色々言われていますが、なんだかんだ、特に最新デザインのMacBookはかっこいいです。
他のパソコンメーカーと比べてブランドイメージも格段にいいですよね。
なぜMacBook 12インチを選んだか
さてMacに変えるということは決めていましたが、なぜMacBook 12インチにしたのか、その理由も書いておきます。
1)携帯性
毎日持ち歩くので、とにかく軽くしたい。
とにかく軽さを求めていました。
MacBook proも薄くてさらにハイパフォーマンスで気になっていました。
でも、VAIO Zが1.34kgでも重く感じていたので、MacBook proは1.37kgとほぼ同じなのできついかなーと。
その点、MacBook 12インチの0.92kgという、1kgを切る重量はかなり魅力的でした。
加えて超薄。カバンの中にもスッキリおさまります。
カフェの狭いテーブルや電車の膝の上で開いても抵抗のないサイズ感です。
2)高負荷な作業はあまりしない
やることはメール、ブラウジング、Officeソフトの編集、PDFの閲覧がほとんどです。動画の編集なんて年に1回程度。
MacBook 12インチの2015年モデルや2016年モデルのレビューを見ていても、この程度の作業ならいけそうだなと思っていました。
さらに今回、2017年モデルではCPUもCore i5 にパワーアップしたので、まず大丈夫だろう、と判断しました。
MacBook 12インチのレビュー
MacBook 12インチを使い始めて約1ヶ月。
基本的な作業はスムーズにできるくらい、慣れてきました。
最初の1ヶ月のインプレッションをレビューしてみます。
1)外観および携帯性
まー薄いです。小さいです。軽いです。
モバイルPCとはいっても、これまでのものだと電車の中で広げたりというのが抵抗ありましたが、MacBook 12インチはちっちゃくて軽いので、電車の中とかで出して使うことにほとんど抵抗がなくなりました。
それともちろん、かっこいいです。
見ていてテンションが上がる感じです。
2)性能
ボクの使うレベルならほぼストレスなし。
現段階ではまだ、自分の使うアプリの8割方はWindowsのときと同じです。
常に立ち上げているアプリはこんなところです。
Thunderbird
Chrome
Evernote
Dropbox
Excel
Powerpoint
プレビュー(PDF)
これらを立ち上げながらの作業ではほとんどストレスはありません。
たまにThunderbirdが重いときがありますが、これはThunderbird側の設定等の問題も大きいです。
Thunderbirdが重いというのはVAIO Zのときも問題として感じていました。
これについては、今後メールアプリの変更も考えています。
3)拡張性
USB-Cポートが1つというのはやっぱり大変です。
電源ケーブルのポートも兼ねているので、ハブなしではやってられません。
結果、常にハブを持ち歩くハメになっています。
自宅用、オフィス用、携帯用とハブを揃えると、大きな出費になってしまいます。
Macのいいところ
さて、それではWindowsからMacに変えて実際どうだったのか。
というか、こんなにいいところがありました、というのを挙げていきます。
1)トラックパッドが神
Macのトラックパッドは噂に違わぬ素晴らしい出来です。
指にすいついて動いてくれる感じがWindowsのそれとは全く違います。
これだったらマウスなしでもストレスを感じません。
ほんと、このトラックパッドだけ目的でMacに変えてもいい、というくらい気に入ってます。
2)複数デスクトップの使用心地
これもさすが本家本元のMacです。
今はWindowsでも同様の機能がありますが、細かい部分の使い心地に差があります。
ストレスなくスムーズにデスクトップ間を移動して作業が進められます。
12インチと画面は小さめですが、この機能を使いこなすことで作業性を高く保てます。
3)Spotlight検索、Alfredによる秀逸な検索
Spotlight検索っていうのもよく知りませんでしたが超便利ですね。
Windowsには標準では同様の機能がありません。
Cortanaという検索方法がありましたが、ほとんど使っていませんでした。
Spotlight検索というのは、Mac内のファイルやフォルダ、メールなどなどをあらかじめ指定してインデックスしておくことで、検索窓に打ち込むだけで即座に呼び出せる機能です。
トラックパッドでフォルダの階層をくだって、、、というのをせずに、キーボード操作だけで瞬時に目的のファイルを取り出せる、というのが素晴らしいです。
このインデックスが優秀だからか、検索がめちゃくちゃ早くて、求めているものを探しやすいです。
Spotlight検索をさらに便利にしたような、Alfredというアプリもあります。
Macユーザーに絶賛されていたので使ってみましたが、めちゃ便利です。
もうこれなしではPCでの作業ができないというくらい活用しています。
4)プレビューアプリが便利
このアプリの存在は買ってから知りました。
Adobe readerがないけどどうすんだろって思っていたら、このプレビューというアプリがPDFを読む標準アプリになっていました。
あまり期待せずに使ってみましたが優秀です。
PDFのページ入れ替えやページ削除、合体などの操作であれば、カンタンにできちゃいます。
ちょっとした書き込みや簡易的な塗りつぶしもできます。
5)バッテリーが超もつ、スリープ時に減らない
バッテリーも噂通りのパフォーマンスです。
1日外出や出張のときに使用しても、バッテリー切れを心配しなくていいくらい持ちます。
朝から晩までMacBookを使い続ければバッテリー切れもするでしょうが、普段困ることはなさそうです。
あとなにげにポイント高いのが、スリープ時にちゃんとスリープしてくれているところ。
これまで使用したWindows機では、特に暑い夏、スリープにしておいても内部で熱をもってしまっていつの間にかバッテリーを消費してしまう、という問題がありました。
結果として移動のたびに毎回シャットダウンせざるを得なかったんです。
ところがMacBookのスリープ機能はとても優秀で、決して異常な発熱が起きるなんてことがありません。
移動のたびにシャットダウンするという手間が減らせて、ストレスが減りました。
6)ユーザーエクスペリエンスが洗練されている
これは文章で表現するのが難しいですが、ひとつひとつの細かいところが洗練されていて、使っていて心地いいです。
きれいなフォントや、ちょっとしたウィンドウの動き、アプリの挙動などなど、使用感が気持ちいいです。
パソコンに触れるのが楽しくなる使い心地です。
さすがApple。
Macを使ってとまどったこと
Macに変更して後悔した点、デメリットはあんまりないんですけど、とりあえず戸惑った点を挙げておきます。
1)アプリのインストール方法
MacにはiPhone同様に、App Stroreというアプリがあり、ここからアプリがダウンロードできます。
これについては、iPhoneユーザーであれば問題なく理解できます。
しかしダウンロードできるアプリはこのApp Store内のものだけではありません。
Windows同様、インターネット上で配布されているMac用アプリを自由にダウンロード・インストールできます。
まずアプリの入手方法が2種類あるという点にとまどいました。
そして、インターネット上のアプリのインストール方法も少しとまどいました。
Windowsの場合、インストーラーあるいはSetup.exeをダブルクリックして「次へ」「OK」ボタンなどをクリックしていくと、あとは「すべてのプログラム」へ追加されます。
Macの場合は、少しちがいます。
インターネットからダウンロードしてきたソフトは「.dmg」という拡張子のファイルです。
これをダウンロードフォルダでダブルクリックします。
するとフォルダが展開し、その中にアプリのファイルとフォルダがあります。このアプリのファイルをドラッグしてフォルダに入れるとインストールが始まります。
このインストール方法、何回かやれば慣れてきますが、最初はちょっと戸惑いました。
2)キーボード、ショートカットキーの違い
MacとWindowsではキーボードが異なります。
例えば、WindowsにあるDeleteキーはMacにはありません。
また、WindowsのControlキーの機能は、MacではCommandキーが役割を果たします。
Windowsの半角/全角キーはなく、かなと英数の切り替えは、『かな』『英数』を押すという方法です。
当然ショートカットキーも異なります。
ただ、Windowsのcontrol+○○ のショートカットは、Macの場合、ほぼCommand+○○となります。
まったく異なるわけではないので、比較的すんなり慣れることができました。
3)電源を切るべきかどうか
Windowsの場合、毎日必ずシャットダウンしていました。
しかしMacの場合、これが必要ありません。
毎日シャットダウンすることを推奨しておらず、スリープにするだけでいいんです。
MacBookの場合は何も操作をせず、単にカバーを閉じるだけ。
Windowsの場合、シャットダウンをせずスリープ機能だけで使い続けると、明らかに重くなってきますが、Macの場合はそんなことがありません。
その他、アプリの立ち上げ・切替方法や、複数デスクトップやDockの活用方法など、戸惑う点が多々ありました。
でもどの機能も慣れてくると使いやすくなってきます。
まとめ
Macサイコー、Macbook 12インチ最高です。
iPod、iPod touch、iPhone、iPad、MacBookと、年々Apple信者になりつつあります。
Macユーザーの90%以上がWindowsに変えたいと思わない、というアンケート結果にも納得がいきます。
できることなら今後もMacを使い続けていきたい、たった1ヶ月でそう思わせるユーザーエクスペリエンスがあります。
また、Macの製品群の中でも、このMacBook 12インチ、かなりオススメです。
これまでのところパフォーマンスに不満はありませんし、なんといっても携帯性が抜群です。
MacBook 12インチ(2017年モデル)を購入すべきかどうか迷っている方、WindowsからMacへ乗り換えを検討している方、
自信を持ってオススメできます!
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