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中国出張に行ったとき、インターネットに制限がかけられて困った経験ありませんか?
このVPN対応ルーター、VPN接続がかなり安定していて気に入っていたのですが、今回の中国出張においては、ちょっと問題も発生しました。
その問題と緊急対応策、またその他の便利な接続方法も合わせてご紹介します。
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目次
VPN対応のレンタルWifiルーターでの問題
今回、MacBook 12インチ(2017年モデル)を持参していったのですが、MacでのVPNがなぜか使えませんでした。
iPhoneやiPadでは問題なくVPN接続ができ、GmailやGoogle mapなどが使えたんですが、MacだけVPNが機能しないんです。
設定自体は問題なくできて、VPNに接続しているということになっているんですが、GmailやGoogleカレンダー、Dropboxなど、ことごとく繋がりませんでした。
Gmailなど以外の普通のウェブサイト等は見られたので、ルーターとMacBookの相性等の問題でもありません。
同梱されていたマニュアル通りに、何度もVPN設定をやり直しましたが、とうとう1回も繋がらず。。。
前回の中国出張の際は、MacではなくWindowsでまったく問題なくVPN接続ができていたので安心仕切っていたのですが、思わぬ盲点がありました。
(ちなみに、サービスとしてはMacにも正式に対応していると謳っています。ボク以外の人は問題なく接続できているのかもしれません。)
クラウドSIMのWifiルーター
今回VPN接続ができず困り果てていたんですが、その代わり思わぬ発見もありました。
先日から使用している、国内でも海外でも特別な設定なしで使える『クラウドSIM』のWifiルーターについてです。
ボクが使用しているのはグローカルネットという会社のルーターです。
ボクの中では、『中国でのWifi使用 = グレートファイアウォール』というイメージで、ルーターを使う以上、VPNでも構築しない限り、中国でGmailなどのサービスは使えないと思い込んでいました。
しかしこのクラウドSIMルーター、なんとVPNなどの面倒くさい設定を一切行わず、そのままGmailなどに接続できたんです。
うれしい誤算です。
これでGmail等が使えるということは、今後の中国出張はわざわざVPN対応のルーターをレンタルする必要がなくなるので超ラクチンです。
ちなみにこのクラウドSIMルーター、海外利用料は300MBで800円/日、500MBで1,200円/日です。
なお、これはボクの個人的な経験に基づく見解ですので、100%接続できるとは保証しかねますのでご注意ください。
携帯電話の国際ローミング(テザリング)
国際ローミングとは?
VPN対応のルーターで接続ができない、クラウドSIMルーターなんか持っていっていない、そんなどうしようもない状況の場合でも、最後の手段があります。
携帯電話の国際ローミング、いわゆる海外パケ・ホーダイです。
ドコモだと『海外パケ・ホーダイ』、ソフトバンクだと『海外パケットし放題』、auだと『海外ダブル定額』と呼ばれているサービスです。
なんと、日本のケータイからの国際ローミングの場合、なぜだか中国政府による制限がかかりません。
中国政府によるインターネット制限は、中国国民を対象にしたものであるため、おそらく外国人によるローミングは対象としていないものと思われます。
実際に今回使ってみましたが、まったく問題なく、日本と同様にGmail等のサービスが使えました。
しかも携帯電話での利用だけでなく、テザリングもOKなんです。
最終手段として覚えておいて損はないです。
国際ローミングのデメリットは?
この便利な国際ローミングですが、デメリットが2つあります。
ひとつは料金。
3社とも似たような料金体系ですが、ソフトバンクの海外パケットし放題の場合を例に取ると、25MBまでは1,980円/日、25MB以上は2,980円/日となかなか高額です。
レンタルルーターの場合は1,000円/日前後なので、2倍から3倍の料金です。
もうひとつのデメリットは、パケ死のリスクです。
これらの定額の国際ローミングサービスは、各携帯会社が現地で提携している業者の電波に限定されるサービスです。
つまり、定額対象外の業者に接続してしまうと、定額サービスが適用されず、ものすごい金額のパケット通信料がかかってしまうのです。
これを俗に『海外パケ死』と呼びます。
もちろんこれには対策があって、
現地で接続する業者が変わるとSMSが送られてきて、定額対象か定額対象外かわかるようになっていますし、
手動で接続する業者を指定することも可能です。
でもそれでもちょっと不安があり、ボクは怖くてあまり国際ローミングを使っていませんでした。
ただ今回実際使ってみて意外と良い点に気づいたんですが、ソフトバンクの国際ローミングの場合、中国ではすべてのネットワークが定額対象でした。
つまり、接続業者が自動で変わってもパケ死するリスクがないんです。
これだととても安心して国際ローミングができます。2,980円/日払う覚悟があればいいんです。
それ以上の費用はかかりません。
もうひとつの裏技、香港プリペイドSIM
VPN接続ができない、クラウドSIMルーターも持っていない、国際ローミングはやっぱり高い、そんな人にもうひとつ、裏技をご紹介します。
中国と香港で使えるプリペイドSIMです。
プリペイドSIMは現地で入手するというとちょっとハードルが高く感じますが、このプリペイドSIMは日本で、Amazonで買えちゃいます。
渡航前に買っておけば安心なんです。
たとえばこんな商品ですね。
おそらく香港仕様という建前のため、国際ローミングと同様に外国人向けなので制限がかからない、ということだと思われます。
このプリペイドSIM、利点はなんといってもそのコストです。
データ通信量に上限がありますが、7日間利用できる上限2GBの製品で、本日時点で1,650円と激安です。
1日たった240円程度です。
ハードルとしてはSIMフリー端末を持っていないといけない点ですね。
それさえクリアできれば、超激安、お手軽に中国でのネット環境を整えることができます。
まとめ
まとめるとこんな感じでしょうか。
たまにしか中国に行かない人 → VPN対応レンタルWifiルーター
よく中国に行く人で楽に済ませたい人 → クラウドSIMルーター
よく中国に行く人で安く済ませたい人 → SIMフリー端末+香港プリペイドSIM
高くてもいいから、楽に確実につなぎたい人 → 国際ローミング
みなさん、自分に合った方法を試してみて下さい。
それでは~。
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