ここ最近、MVNO(格安SIM)を使う人が段々増えてきましたよね。
なんでも、2017年7月のスマホ販売台数では、SIMフリースマホの割合が既に1/4を超えたとか。
そんな中、ボクも今回ついにMVNOを契約しました。
楽天モバイルです。
今回は契約してみてわかった、楽天モバイルのいいところ、悪いところをレビューしてみます。
目次
なぜ楽天モバイルを選んだか?
今回契約した携帯電話は主に仕事用、ビジネスユースを想定しています。
「2年以内に必要なくなる可能性あるので、なるべく縛りがないような契約にしたい」
「通話は結構するけど、なるべくコストを抑えたい」
と思ってました。
その条件を満たすMVNO会社が楽天モバイルだったんです。
それでは具体的に説明していきます。
2年縛りなし
ドコモ、au、ソフトバンクといった3大キャリアの最大のデメリットは、2年縛りがあること。
一方、楽天モバイルのデータ専用SIMの場合、そのような縛りが全くありません。
これについては他のMVNOもほぼ同様です。
ただし通話SIMの場合は例外で、最初の1年の縛りだけはあります。
でも1年経過後は完全自由なので、3大キャリアの2年縛りよりはかなり良心的です。
3大キャリアの場合、2年経過時に1ヶ月間に解約しないとまた縛りが始まっちゃいますからね。
電話かけ放題
そして、数あるMVNOの中から楽天モバイルを選んだ決定的な理由はこちらです。
一般的に格安SIMに乗り換える人って、あんまり通話をしないって人が多いかと思います。
通話はLINEとかの無料アプリ、IP電話で済んじやう部分も多いですからね。
通話をあんまりせずデータ通信が中心の人は、間違いなくMVNOの方が料金を安く抑えることができます。
またMVNO会社の選択肢も豊富です。
しかし、今回のボクの場合、仕事用に使うため通話もたくさんしたいという希望がありました。
実はこれがなかなか難しい条件で、お得な通話プランを提供しているMVNOってあんまりないんです。
お得な通話プランがあるように見えても、実はIP電話による通話だったり、あるいは1回あたりの通話に時間制限があったり。
通常の音声通話回線、かつたくさん話しても安い、そんなプランを探していました。
そんなワガママな条件を満たしてくれる唯一の会社が楽天モバイルでした。
楽天モバイルには電話かけ放題のプランが用意されています。
かけ放題プランは2種類あり、ひとつは完全にかけ放題、もうひとつは5分以内の通話がかけ放題というプランです。
前者が月2380円、後者が月850円です。
5分間かけ放題のようなプランは他のMVNOでもあるんですが、完全かけ放題は3大キャリア以外では楽天モバイルだけです。
これが楽天モバイルを選んだ最大の決め手です。
楽天モバイルの申し込み方法
楽天モバイルはインターネットでの契約もできますし、店舗での契約も可能です。
今回はすぐに端末を使いたかったので、当日入手が可能な店舗での契約をしました。
実際に契約に行ってみた
今回行った店舗は銀座店です。
数寄屋橋交差点からほど近い、ちょっと前にオープンした銀座シックスのすぐ近くにあります。
店舗の印象は、一等地にありながらかなりコストを抑える努力をしているなーと行った感じです。
3大キャリアの一般的な店舗と比べて
– かなり狭い
– 展示物が必要最低限
– 装飾なども必要最低限
– 設備も必要最低限
– 人員も必要最低限
といった感じ。
予約も可能
人員が少ないから、曜日や時間によってはかなり待つことも予想されます。
その対策としてか、事前の来店予約も受け付けています。
そのあたりは便利なシステムになっているようです。
受付カウンターにはiPadしかない
店舗での契約手順ですが、ほぼ全て、iPadで作業が進んでいきます。
ネットでの契約を、店員さんに説明を受けながら進めていく、そんなイメージです。
なんだこれ、自分でやった方が手っ取り早いじゃん、と思ってしまいました。
正直、すぐに端末を入手して使い始められること以外、店舗で契約するメリットはあんまりないかなー。
契約にはなんだかんだ1時間くらいかかりました。
実際にいくらかかったか
実際にかかる費用はシンプルです。
– 端末代金
– 契約事務手数料
– 毎月の支払額
以上です。
ボクの場合、5GBのデータ通信と電話かけ放題をつけましたので、5,000円/月ほどです。
ちなみに端末販売ももちろんしていて、取扱端末はこんな感じです。
販売端末一覧
楽天モバイルのメリット
3大キャリアより安い
キャリアでスマホを使う場合、大体7,000円/月以上という人がほとんどじゃないでしょうか。
それにプラスして端末代を割賦で支払うと例えば2,000円/月、合計9,000円/月にもなってしまいます。
楽天モバイルの場合、通信量や通話のオプション次第だけど、半額以下に十分できます。
料金プランの詳細はこちらから。
料金ページ
MVNOとしてほぼ唯一の通話し放題プラン
上記の通り、通話し放題というのは他社にない、大きなメリットです。
通話をたくさんするけど安く抑えたい、という人には唯一無二の選択肢ですね。
楽天モバイルのデメリット
楽天でんわアプリが必須
通話し放題とはいっても、実は条件があります。
楽天でんわのアプリ経由でかけるか、電話番号の前に「003768」という番号をつけて発信する必要があるんです。
ただ、実際には大した手間ではなく、自分の番号もそのままですし、IP電話と違い通常の電話回線での電話なので安定しています。
サポートが不安
他のMVNOも似たような感じかもしれませんが、サポート体制がちょっと不安です。
まず契約の際に、店舗ではサポートを一切受け付けていないとハッキリ言われました。
店舗ではなく、カスタマーサポートに連絡をする必要があります。
このカスタマーサポートがちゃんと機能しているのであればいいですが、ネット上の評判はあまりよろしくありません。。
知識を持っていないとわかりづらい
IT関係に疎い人には向いていないです。
3大キャリアのように万人を相手にしている感じではないので、それほど親切に説明してくれません。
結局は1年は縛りある
デメリットというかどうかですが、通話SIMの場合、縛りはゼロじゃありません。
まとめ
「通話はたくさんするけど、なるべくコストを抑えたい」
「いつでも解約できるように、なるべく縛りがないような契約にしたい」
「それなりにIT知識がある」
という人には、楽天モバイルはオススメだと思います。
通話をあまりしない人、IP電話で十分という人は、他のMVNOという選択肢もアリです。
格安SIMを検討している人の参考になればと思います。
それでは~。
【追加情報】
契約後、楽天モバイルから「スーパーホーダイ」という新しいプランが発表されました。
規定のデータ量を超えて通信速度制限がかかったとしても、最大1Mbpsの通信速度で利用することができる、というプランです。
通常、他のキャリアの場合、通信制限がかかると128kbps程度の超低速通信しかできなくなってしまいますが、それよりもかなり快適に通信できそうです。
しかも5分以内のかけ放題も付随するとのこと。
条件は細かくいろいろあるようですが、このプランも要チェックですね!
また、2017年9月から、メーカー認定整備済 iPhoneの販売も開始されました!
詳しくは公式HPにてご確認ください。
楽天モバイル