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Y!mobileの海外用ルーターは安くて気軽に使える。「Pocket WiFi 海外データ定額」

どーも、ちゃたです。
Y!mobile(ワイモバイル)から、海外で格安に利用できるモバイルルーターが登場していました。
クラウドSIM技術を利用した、国内でも海外でも使えるルーターで、大手キャリアでの採用は初です。
面白いのでご紹介します。

 

Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額とは?

Y!mobile「Pocket WiFi 海外データ定額」の概要・料金

2018年4月、Y!mobileに「Pocket WiFi 海外データ定額」というプランが新しく追加されました。

Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額

従来の(他キャリアも含めて)海外パケット定額プランとは、まったく異なります。

月額基本料3,980円で国内で使えて、海外での利用時には、1日90円の海外利用料を追加で支払うだけです。

「Pocket WiFi 海外データ定額」は月額基本料3,980円※2で、国内で毎月7GBのデータ通信を利用できるモバイルWi-Fiルーター向けの料金プランです。海外での利用時には、1日90円の海外利用料を追加で支払うだけで、国内利用分とは別に毎月7GBのデータ通信を世界100以上の国と地域で利用できます※3。
 ※2 3年間を契約期間としてご利用いただく料金プランです。契約期間中に回線解約をする場合、9,500円の契約解除料がかかります。契約期間を伴わない契約の場合、月額基本料は5,980円となります。
 ※3 当月利用のデータ通信量が7GBを超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(国内:送受信時最大128kbps、海外:送受信時最大64kbps)を行います。国内での利用時に通常速度に戻す場合は、500MBごとに500円の追加料金が必要です。海外での利用時は、当月末まで通常速度に戻すことはできません。

1日900円じゃなく1日90円です。
破格ですね。

ただし、通信量が7GBという制限はありますので気をつけてください。
これに対する対策はありますので、後の方に書いておきます。

なお、月額3,980円というのは3年継続利用が前提のプランです。
継続利用の縛りがないプランも用意されてます。

・3年間の契約縛りがあるプランだと月額3,980円、
・縛りのないプランだと月額基本料5,980円

です。

 

Y!mobile「Pocket WiFi 海外データ定額」の端末

Y!mobile「Pocket WiFi 海外データ定額」には端末指定があり、uCloudlink社製の「Pocket WiFi 701UC」というモバイルルーターとなります。

後で詳しく説明しますが、クラウドSIMという技術を利用した端末です。

Y!mobileオンラインストアにおける販売価格は37,800円(税抜)。
3年間利用する前提で、月額1,050円の「月額料金割引」を受けることにより、実質端末料金を無料にすることもできます。

クラウドSIM機能以外の、モバイルルーターとしての機能は特筆すべき点はあまりありません。
ひとつ、この端末のいい点は、バッテリー容量が5,350mAhとかなり大きいことです。
連続通信時間で18時間もあるので、1日外出でつけっぱなしにしていてもOKです。

「Pocket WiFi 701UC」のスペックはこちら

 

Y!mobileの海外データ定額の仕組み

さて、Y!mobileの海外データ定額の仕組みですが、クラウドSIMという技術を利用しています。

クラウドSIMの仕組みは、従来の物理的なSIMカードとはまったく異なります。
クラウドSIMサーバーというサーバーにアクセスすることで、世界各国のSIM情報を読み込むという技術です。

そのため、海外の国に行ったとき、現地のSIMカードにいちいち差し替えたりしないでも、そのまま通信ができるんです。

この技術を保有しているのがuCloudlink社で、Y!mobileがこの会社と組んでサービス化したのが、今回の海外データ定額プランです。

 

Y!mobileの海外データ定額のいいところ

それでは、ボクがこの海外データ定額プランでいいなと思う点を挙げていきます。

海外利用料金がケタ違いに安い

まず、海外利用料金がケタ違いに安いです。
1日90円ですからね。

大手キャリアの海外パケット定額は、大体1日1,980円から2,980円。
海外用のレンタルルーターの場合、国とプランによりますが、1日500円〜1,500円くらいのイメージ。

これらに対して、1日90円は文字通りケタ違いの安さです。

 

国内でも海外でも、電源を入れるだけで使える

このルーター、「Pocket WiFi 701UC」ですが、国内ではもちろん、海外でも何の設定もせず、すぐに使えます。

ただ電源を入れるだけ、です。

スマホの海外ローミングよりも手順が簡単です。
また、ルーターをレンタルしたり、SIMを入れ替えたり、といった余計な手間がかかりません。

この利便性は最大のメリットです。

 

Y!mobileという国内大手サービスという安心感

クラウドSIMを利用したサービスは、まだまだ始まったばかりのため、大手ではY!mobileのみしかサービスを提供していません。
他にも同様のサービスを提供している会社はありますが、広く知られた会社ではありません。

大手という安心感が得られるクラウドSIMサービスはY!mobileだけです。

 

 

Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額のデメリット

さて、デメリットはどうでしょうか。

国内用モバイルルーターとしては、通信量に対する料金が割高

単純に国内での利用のみを考えると、モバイルルーターとしての通信量に対する料金設定が割高ですね。

国内でも毎日のようにモバイルルーターを長時間使うような人には向いていません。
毎日使っていたら、結構すぐ7GBなんて達しちゃいますからね。

職場や家には高速インターネット環境があって、外出時にちょこっと使うくらいであれば、7GBでも全然OKでしょうけど。

なお、国内利用時に7GBを超えた場合には、追加料金を払えば通常速度での追加利用もできます。

国内で当月ご利用のデータ通信量が7GBを超えた場合に、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時最大128Kbps)を行います。
国内利用時、通常速度に戻す場合は、500MBごとに500円の追加料金が必要です。

 

海外で7GBの通信量制限を超過すると使い物にならない

もうひとつ、デメリットがあります。
海外で7GBの通信量制限を超えた場合、当月末まで通常速度に戻せません。
追加料金を払っても無理です。
海外でいきなり使えなくなるってのは結構イタイですよね。

海外で当月ご利用のデータ通信量が7GBを超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信最大64Kbps)を行います。なお翌月1日(GMT基準)まで通常速度には戻せません。また低速化に関する通知は行いません。

ただし、このデメリットを解決する裏技があります。
現地SIMカードを使うことです。

この端末「Pocket WiFi 701UC」はSIMロックがかかっていません。
ですので、現地のプリペイドSIMカードを挿して使うこともできます。

特に出張のときなんかは、現地に着いて、すぐにSIMカードを購入するというのは難しいこともあります。
でもこんな補助的な使い方であれば、実用的にアリだと思います。

気軽に使いたいときは、クラウドSIM機能でそのまま使えばいいし、ガッツリ通信量を消費する場合には、現地のSIMカードを利用すればいい、そんなハイブリッドな使い方もできます。

こうすれば、7GBの通信量制限も問題になりません。

 

Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額はこんな人におすすめ

上記のメリット・デメリットを踏まえると、Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額が向いているのは次のような人です。

・国内での通信量がそれほど多くない人
・出張や旅行でよく海外に行く人
・持ち物や手間を減らしたいミニマリスト

モバイルルーターは補助的に使っていて、ちょこちょこ海外に行く人で、手間をかけずにサクッと使いたい、そんな人に向いています。

 

補足

ちなみに、通信量制限が気になる人には、他の会社のクラウドSIMルーターをおすすめします。
グローカルネットという会社のサービスなんですけど、こちらは通信量制限のないプランもあります。
ヘビーに使いたい人はこっちですね。実はボクもこれを愛用しています。

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最後に

いかがでしたでしょうか。
Y!mobileの海外対応ルーター、なかなか面白いサービスだと思います。
海外でも、安く気軽に使いたいユーザーにとってはいい選択肢です。
検討してみてください。

それでは~。

Y!mobileのPocket WiFi 海外データ定額

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